ファッションイラストの描き方@ファッションイラストとは?

イラストの書き方

絵の描き方にはいろいろなジャンルがあると思いますが、こちらのサイトではファッションイラストの描き方を紹介したいと思います。

 

私は高校・大学の7年間、服飾の学校を通ってきましたが、「ファッションイラスト」と一言で言っても種類があることや、ファッションイラストとしての描き方・見せ方があることを学びました。

 

まずは、ファッションイラストってなんなのよ?という定義から説明していきたいと思います。

 

ファッションデザイン画とは?私たちが着ている洋服が出来上がるまで

まずは、私たちが普段着ている洋服はどのように作られているのか?デザイン画はどのような場面でどういった役割を持っているのか?ということから少し説明したいと思います。

 

ファッションデザイン画とは、アパレルメーカーで使われる衣服の設計図を指します。服のデザインのみだけでなく、全体のコーディネートやスタイリングを伝えるためのデザイン画です。

 

スタイル画・絵型とも呼ばれるもののほか、衣服そのもののシルエット、ディテールを伝えるためのアイテム画があり、大きく分けてファッションデザイン画はこの二つの形態に分かれます。

 

ファッションデザイナーはマーチャンダイザーからデザインする上でのコンセプトを聞き、シーズンごとに変わるテキスタイルやシルエット・ディテールといったトレンドを踏まえてアイディアを練ります。

 

ファッションデザイン画は、デザイナー自らのアイディアを他人に伝えるために必要なものです。そのイラストを元にパタンナーがパターンを起こし、縫製工場でソーイングされ製品になります。

 

つまりファッションデザイン画はアパレルメーカーの方向性を示す上で欠かせないものなのです。

 

商品が市場に出回るまでの流れ

では洋服はどのようにして作られ販売されているのでしょうか?


デザインやアパレルに関わる人でなければ、服が出来上がるまでの工程や流れを考えることってなかなか少ないですよね。

 

「ファッションイラストレーションの描き方」とはあまり関係ないような気もしますが、豆知識として知っておくと、イラストを描く場合にも役に立つことがあるかも。

 

今着ている洋服が私たちの手元に渡るまでには…

 

 

  1. シーズンテーマの決定
  2. 素材の決定
  3. 企画内容の決定
  4. 商品構成・デザインの決定・予算の決定
  5. パターン・コストの決定
  6. サンプル作成
  7. 展示会
  8. 素材の仕入れ
  9. 生産枚数の決定
  10. 製品製作・各サイズ量産
  11. 商品の納品
  12. 店頭

 

上記のような順序を辿ってきます。

 

この流れの中で、ファッションデザイン画は【デザインの決定製品制作】【各サイズ量産】で必要になり、ショップでは商品カタログリストとして接客に利用されることもある、とても重要なものなのです。

 

●一般的なデザイン画

一般的なデザイン画とは、私たちが洋服を買うようなお店で売っている商業デザインのもののことを言います。

 

一枚の紙にモデルが洋服を着装したボディの全体像がまず描かれ、その他に着装していると見えない部分(ジャケットを着ているのであれば中に着ているシャツやブラウスなど)を細かく説明したものが残りのスペースに描かれています。

 

●コレクション用のデザイン画

コレクションやショーのように、すべて自分でディレクションする場合は、イメージ優先のデザイン画の方が雰囲気を伝えるのに適しています。

 

コンテスト用のデザイン画も同様です。

絵の構造を細かく伝えるというよりは、絵そのものをアートとして見せるようなイメージです。

 

デザイン画には洋服を着装したスタイル画、服そのもののディテールを細かく描いたアイテム画、服の構造だけでなく縫製法方まで細かく描かれた縫製仕様書など目的に合わせて表現に幅があります。


このどの表現にも、自分の頭の中にあるアイディアや、イメージを正確に伝えるということが共通しており、
そのためには

・服を魅力的に見せるバランスのいい人体とはどのようなプロポーションなのか

・服の構造・バランス・着装・着色

上記を理解して絵を描く必要があります。

 

まとめ・ファッションイラストとは

これまでの説明をまとめると、服飾の形、素材、柄、色など、服飾やファッションのアイディアをわかりやすく伝えるために描写したものを「デザイン画」と言います。

 

デザイン画の中には、純粋に服そのもののデザインを表現した「ファッションデザイン画」イメージを優先させてスケッチした「ファッションドローイング」それらを合わせて背景まで含めヴィジュアル的な構成が凝っている一枚の作品としたものが「ファッションイラストレーション」です。

 

ファッションイラストは、ファッション造形のためのデッサンや、衣服をリアルであったり魅力的に見せる表現力、素材や構造などの知識も必要になるイラストです。

 

そのため、ファッションイラストレーションを描くにはまず、洋服を綺麗に着こなすプロポーションの人体、洋服や装飾品の構造やディテールを理解し、ファッションデザイン画が描けることが必要になります。

 

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