「ファッションイラストを描いてみたいけれど、何から始めればよいのかわからない…」と言う方もいらっしゃると思います。こちらの記事ではイラスト初心者がどんな道具を揃え、まず何から始めればいいのか、また最初にやるべき練習方法もご紹介してみたいと思います!
イラストを描く方法は主に2種類
イラストを描くのにあたって、まず描き方の方法としては大きく分けて2種類あります。
- アナログ
- デジタル
アナログイラストとは、ペンや筆などを使って紙等に直接描くイラストのこと。一方、デジタルイラストとはパソコンやタブレットなどの電子機器を使用して絵を描くためのソフトを利用して絵を描く方法です。
気軽に始められるアナログイラスト
アナログイラストの特徴として上げられるのは、
- 鉛筆と紙さえあれば気軽に始められる
- ペンの種類や絵の具の種類、鉛筆など画材が多彩にある
- 一発勝負で仕上がる
必要な道具はその時その時、自分に合ったものやイラストの雰囲気に合うものを少しずつ揃えていくといった、様々な出会いをたくさん繰り返していくようなイメージ。ですが、まずは適当なコピー用紙と鉛筆さえあれば始めることができるのでとても身近で手軽。そんな風に、気軽に始められるとことがアナログイラストのいいところです。
コンパクトに作業できるデジタルイラスト
デジタルイラストの特徴は
- お絵かきソフトを利用して効率的に作業ができる
- 同じものを何個も複製、書き直し・やり直しがきく
- ネット等で配布されている模様や背景など利用して簡単に手書きでは難しい表現ができる
といった感じで、パソコンorタブレット・イラストを描くためのソフトさえあればコンパクトに絵を描くことができます。机などを汚すこともなく、データとして保存しておけるため劣化もありません。そして表現できる幅が簡単に広げられるところがいいところだと思います。
ファッションイラストに必要な画材
イラストを描くためにはまず必要なのが画材!アナログ・デジタルそれぞれ必要になるものを説明していきます。
アナログイラストに必要な道具
初心者の方がイラストを描き始めるにあたって必要なものは、まずは紙と鉛筆だけで十分!紙もコピー用紙などで大丈夫です◎まずは基礎を練習するためにたくさん描きましょう!
鉛筆の記号と数字は、Hは数字が大きくなるほど芯は硬くなり、色は薄く出ます。Bは数字が大きくなるほど芯は柔らかく、色は濃く出ます。そしておそらくみなさんお馴染みのHBは、その中間にあたります。
鉛筆の硬さや色の濃さなどは好みや表現方法にもよって変わってくると思いますので、初心者の方が使用するにはHBくらいでいいと思います。色々試してみるのも面白いですよ^^
消しゴムも色々な種類・形のものがあります。普通に使っている消しゴムで何も不自由ないですが、練り消しなどは好きな形に変えて少しずつ消すことができるので紙を傷めなかったりと、1つあると便利です。
また、慣れてきたら色鉛筆や水彩絵の具やペンを使って着色してみましょう。その場合はそれぞれに合った紙質もあるので画材屋さんに行って説明を読んだり店員さんに聞いてみるのもいいと思います◎
デジタルイラストに必要な道具
デジタルイラストに必要な道具はまずパソコンやタブレット。パソコンで描く場合はマウスよりもペンタブを使用すると良いでしょう!マウスで描くよりも緻密な表現ができます。
そしてイラストを描くために必要なソフトは様々あります。
有名なものだと有料でPhotoshop、CLIP STUDIO PAINT、SAIなどがあります。このほか調べると無料のものもありますが、有料のものは無料ソフトに比べはるかに便利な機能が揃っているのでびっくりしますよ^^初期費用は少し高くかかりますが、有料のものを購入するのがおすすめです。
イラスト初心者の練習方法って?
初心者がイラストを描きたいと思った時に、まず始めた方が良い具体的な練習方法をご紹介します。
自分の描きたいものを描こう!
とにかく自分の描きたいものだけを納得できる仕上がりになるまで描きまくる!女の子に動物に植物に…なんでも好きなものを描きましょう。
なぜか、イラストを描いたことがない人は「何かを見ながら絵を描いてはいけない!」と思っている方も多いようなのですが、写真や実物、何を見てももちろんOKです!
どうやったら頭の中のイメージに広がるものと、実際に描く絵をその理想に近づけて表現することができるか。それを考えながら試行錯誤して描くと上達するでしょう◎
具体的な目標を設定する!
上手になりたくても、やっぱり最初は下手だから早く上手になりたくて焦ってしまいますよね。なかなか上達しないことにモチベーションが保てなくなったり…。
でも絵はたくさん描けば描くほど上手くなります!たくさん描くやる気を維持させるためには、具体的な目標を設定すると効果的ですよ◎
- 一日一枚絵を描く
- 今週は苦手なここの部分だけを描けるように、集中的に練習する
- ○月○日までに描いた絵をSNSに投稿する
などなど、できそうだけどちょっと頑張らないといけないかな?くらいの軽い目標で、もし達成できなかったとしても自分を責めずコツコツ続けていきましょう^^
もし嫌になって絵をお休みする期間があったとしても、また次に描いた時には案外上手になってたりするから面白いですよ。
好きな絵を模写する!
絵が好きでイラストを描きたい!と思った方は、きっと誰か好きなイラストレーターの方がいらっしゃるのではないかと思います。この人みたいな絵が描けるようになりたいな〜なんて、好きな作品や興味のあるものを真似して描いてみましょう!
たとえ上手に真似できなかったとしても、その作品をそっくり描こうとする過程が大事。1つの作品を描き終える、完成させる!という達成感が楽しかったりするんですよね。
デッサンで観察力を養う!
デッサンて難しいから嫌になるけど、『そのものを見たまま正確に描ける観察力』を鍛えることは大切。
色の濃淡や影、空間に対する大きさなど様々なものを写真を撮るように画面で意識して立体的に描いてみましょう。
観察力を鍛えることによって、細かい部分にまで気が回るようになり、忠実に再現できるような力が身につきます。
雑誌をたくさん見る!
ファッションイラスト上達のためには、たくさん雑誌を見ましょう!日本のものから海外のものまで、オシャレがたくさん詰まっています。
絵を描く上での構図や人物のポーズ、洋服や小物のデザインまで様々とっても参考になります。ただ洋服がかわい〜と見るだけでなく、いろんな視点で雑誌を見てみると、自分でファッションイラストを描こうと思った時にとても参考になりますよ!
まとめ
イラストの描き方にはアナログ・デジタルとあります。まずはアナログから手軽に始めてみてはいかがでしょうか?アナログが上手に描ければ、デジタルの上達も早いです。
でもデジタルで描き始めるのも最初から手描きでは難しい表現も簡単にできてしまうので楽しいことは間違い無いと思います。
ご紹介した必要な道具を用意して、興味のあるところから始めて何より楽しく上達していくことを目標にすると、気持ちが長続きしますよ◎
何かを極めたいと思ったら、モチベーションが何より大事ですね!
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