絵が下手な人の特徴と、絵が上手くなる方法について!

イラストの書き方

私は子供の頃から絵を描くのが好きでした。

きちんと「ファッションイラストの描き方を習った」のは、大学時代のデザイン画の授業が初めてでしたが、やはり子供の頃から描き続けているだけあって難なくこなすことができました。

 

ファッションを学ぶ大学に通っていても、「全く絵が描けない!苦手!」という子は結構多くて、学校では“そういった子たちでもファッションイラストを描けるように”と考えられて、一年生の頃から授業が組まれています。

 

今思い出しても、とても親切・丁寧・わかりやすい内容だったと思います。

 

18歳前後という、ある程度年齢のいった人間に、「絵の具の色の混ぜ方」から教えてくれるくらいだから…(そして実際に絵の具の色の混ぜ方をわからない子もいます)

 

でも、やっぱりそれでも描けるようにならない子は本当に少ないけど存在して。

 

よーく授業の風景や、そういった「絵を描くことが苦手」な子の絵を描く姿を思い出してみると、何回描いても全然絵が上達しない原因がわかったような気がしました。

 

この記事では絵が全く描けない人の特徴と、描けるようなるための練習方法をまとめてみたので、参考にしてみてください!

絵が下手な人の特徴と描けるようになるための練習法

私が学生時代に「絵が苦手!下手だから嫌い!」と言っていた子のことを思い出してみると、絵があまり思った通りに描くことができない子には共通点があることに気がつきました。

 

その特徴とは…

 

  • ペンの持ち方がおかしい
  • 姿勢が悪い
  • 線が綺麗に引けない
  • 動きがぎこちない

 

こんな感じだったと思います。

 

うまく描きたくても線が綺麗に引けないと、それだけで気持ちが萎えて、絵を描くことが嫌いになってしまうんだとか。

 

だから絵を描くのが苦手だな〜という方は、いきなり曲線だらけの人間の体を上手に描こうとしないで、線をまっすぐ綺麗に引けるようになる練習から始めてみましょう!

ペンの持ち方

ペンの持ち方はその人その人のクセがあると思います。変に力が入らないように、普段と同じように持ちやすいように普通に持ってください。

 

ただ、そこで気をつけるのは、ペンの先を持ちすぎないこと。自分の指と、描いている線が被って見えてしまうと、線を確認しながら描くことができないので、描いている線がグラついて不安定になってしまいます。

 

描きやすい好きなペンで描くのが一番いいと思いますが、特にお気に入りがない場合におすすめなのは、シャーペンは先が見えるように製図用のものを使って、自分の描いている線が見えるようなものを使うといいと思います。

 

力の入れすぎに注意です。

 

線を綺麗に描くときの手の置き方

↑これは線を綺麗に引くときにはちょっとダメな置き方。

手の横と小指が紙から浮いていると不安定になってしまいます。

こんな感じで、手の横や小指を紙に置いたほうが、軸が固定され安定した線が描けます。

シャーペンも上から真下に下ろすのではなく、斜めに持つと描きやすいですよ。

 

フリーハンドで線を描く練習をしよう

定規を使えば真っ直ぐな線を引くのは簡単なことだと思います。(私はなぜか定規が苦手です!笑)

 

でも人の体や動物・花や植物のディテールを思い出してみると、定規で引いたような直線ではないですよね?

 

絵を描くときに、定規で描いたような機械的な正確さは必要ないと思いますが、そこそこ真っ直ぐな線を引けないと、ものの形を捉えて表現することができなくなってしまいます。

 

やっぱり、ある程度綺麗な線をフリーハンドで描けるようになることが大切です。

 

フリーハンドで直線を描く

線はカッターで紙を切るように、手首を固定してヒジを使って描きます。

 

いきなり長い線をまっすぐ描くのはけっこう難しいけど、集中して最後まで スッ と等間隔に線を引けるように意識して何本も描く。

 

私もあまり上手じゃないですねw

 

そのときに注意して欲しいことが、

↑こんな感じで線を何本も小刻みに重ねるように描いて練習するのはダメ!

 

直線は 一気にスッ がイメージ。

 

 

これは線を重ねて描いたイラストの例です。

 

スケッチとかラフならいいと思いますが、“小刻みに線を引くクセ”がつくと、こんな風にどの線が本当に描きたい線なのかわからなくなってしまう。なんてことに!

 

フリーハンドで曲線を描く

曲線は円をひたすら均等に描けるようになるまで描きます。

 

 

線の軌道の半周先を見ながら、下から上に向かって描く。

 

 

利き手側(右利きなら右半円)が大きくなってしまいがちなので、利き手の反対側が大きくなるように心がけてみましょう。

 

直線と曲線がある線を描く

直線と曲線がある線は、線の向きが変わるところで一旦紙からペンを離し、3段階で描くと描きやすくなります。

 

 

直線を描くときは手首を固定して指だけを動かすようにして真っ直ぐ引く。

 

 

曲線を描き始める時は力を抜いて、直角にならないように、今度は指だけじゃなく手首を少し動かしながら描く。

 

 

波線を描く

 

波線は縦の動きは肘を動かしながら、横の動きは人差し指と親指を動かしながら描くとうまく描けますよ◎

 

まとめ

絵が全然描けなくて、線もガタガタしてしまう人は、まず直線や曲線を引けるようになることから始めましょう!

 

線を描くときはペンだけじゃなく、手首や腕を動かしたり、逆に固定したり。その時々で滑らかな動きをすることで線も滑らかに描くことができます。

 

線をひたすら描くのはあまり楽しくないけど、1日10分、1ヶ月の練習でびっくりするくらい綺麗な線が引けるようになります。

 

やっぱり地道な練習が一番の上達への近道です^^

上手に描きたいものが描けるようになるととても楽しいので、少しずつできることから始めていきましょう♪

 

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