ヘアスタイル・顔の表情の描き方

イラストの書き方

髪の毛を描くポイントは

  • 毛のボリューム(シルエット)
  • 頭皮にぴったりとつけて描くのではなく、ボリュームを持たせて浮かせるようにシルエットを描きましょう。
  • 毛は100本1束くらいのイメージで流れをシルエットで描いていく。
  • 毛先は先細りで終わる

この3つです。

また考え方としては髪の流れをよく意識するといいでしょう。
生え際をフロント・中央・サイド・もみあげ・後ろ・襟足それぞれから生えているという意識が大切です。
実際に描く前に髪が生えている流れを方向の流れを決めるとより描きやすくなります。
また、つむじを中心に放射線状に、頭全体から生えているように描くと自然になります。

ストレートヘアの描き方

前髪のあるストレートヘアの描き方を説明します。
顔の向きに合わせて髪の毛のボリュームの遠近感を出しましょう。
どんな髪型を描くときも頭頂部のバランスを崩さぬようにまずスキンヘッドの状態の顔から描きましょう。

 

①顔を描いてから前髪を描きます。
長さは好みですが、目の案内線と同じアーチになるように描きましょう。

 

②おでこのところから浮かせてボリュームを付けておでこのラインと同じように前髪を描きましょう。

 

③顔まわりの毛を描きます。
1本1本線で描くのではなく、先細りの束になっているイメージです。
小さくはねさせると自然な動きが出ます。

 

④ヘアのシルエットを描きましょう。
頭頂部は毛の厚みを考えてゆとりを持たせます。

 

⑤毛の流れを描きましょう。
隙間や毛先に向かう線を入れて流れを出します。

 

⑥天使の輪
紙にはツヤがあり、そのツヤは天使の輪と呼ばれていますよね。
一定間隔で弧を描くように、卵型の頭に沿って描きましょう。
天使の輪によって頭に立体感が生まれます。

ウェーブヘアの描き方

巻き髪の描き方が重要です。山にツヤを入れると立体感が生まれます。

①髪の毛のボリュームを考えながら束を描きましょう。
いろいろなところから先細りになっている束がはねているようにシルエットを描きます。

②前髪や顔周りの束は細めにするといいでしょう。
毛の流れを入れていきます。
一方向からではなく左右に散らしながら大きな流れをた束を描きます。
その大きなウェーブの中にも毛の流れの線を入れましょう。

ショートヘアの描き方

もみあげの描き方がポイントになります。
毛先は短くなるのでV字に先細りします。全体的に短いVを描きましょう。
毛の流れも短く全体に描いて完成です。

●カーリーヘアの描き方●

カーリーヘアは極端なボリュームがポイントです。
紙の毛束が色々な方向に向いているのでツヤの光は乱反射します。
天使の輪は揺らめくように色々なところに入れましょう。

 

①カーリーのボリュームを決めうすく案内線を引いておきます。

 

②毛束は曲線を左、右と交互に振り分けながらランダムにシルエットを描きましょう。

 

③毛の流れを描きましょう。
一方向からではなく左右に散らしながら毛束を描きます。
細かい毛束の線を入れれば完成です。

巻き髪の描き方

①まずは縦ロールの全体のシルエットだけ案内線で描きます。
先細りになるようにしましょう。

 

②リボンを描くように案内線に沿って細切れの四角のような形を何個も描きます。
途切れ途切れに少しガタガタしたように描くと髪の毛っぽくなります。

 

③縦ロールの奥行きを描きます。
裏側にある毛を上のロールと下のロールが繋がるように描きます。
らせんになっていることを意識しましょう。
毛先に向かって巻が弱まるように毛束を細くすると自然です。

 

顔の表情の描き方

デザイン画では漫画のように表情を豊かに表現することはありませんが、
洋服のデザインに合わせた表情をつけることにより絵の全体の雰囲気が伝わります。

薄目

アゴを上げこちらを挑発しているように強気な表情だったり、
アンニュイでセクシーな印象をつけたいときに薄目にすると効果的です。
見開いている時の上まぶたの位置より少し下にずらして描きます。
二重の幅もその分広くなります。
黒目は見開いている時の1/3ほどしか見えなくなり、黒目がちになります。

閉じた目

元の上まぶたがある位置に線がなくなり、下まぶたのみ描きましょう。
まぶたが重なっている分、まつげを多めに描くといいでしょう。

微笑み

口角が上がり、口の位置自体も合わせて少し上に上げましょう。
横に広がる分、唇は長くなります。

開口

口は上下に動きます。口を開けるほど口角があごに引っ張られ下に下がります。
口が開いた分だけ顔が長くなり、アゴの長さはあまり変わらないように描きましょう。

笑顔

目は細くなります。
下まぶたがゆるやかなへの字になるように意識しましょう。
微笑んだときより更に口角が上がり、口も開き唇も薄くなります。
アゴの長さは変わらないようにしましょう。

おちょぼ口

口は上下に広がります。
縦は広くなり、横はせまくなるように描きましょう。
口角はすぼまるので唇が厚ぼったく見えます。

 

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